月収62万円の手取りと住民税&所得税はいくら?【2024年版の計算結果】
月収62万円のサラリーマン(正社員・派遣社員・契約社員)やアルバイト・パートなどの場合の住民税(市民税+都道府県民税)と所得税と手取りの目安額を令和6年度の税制で計算してみました。月収が額面62万円でボーナスなしの場合で年間の住民税が41.3万円、所得税が38.4万円で手取りは558万円となります。また、月額だと住民税が3.44万円、所得税が3.2万円で手取りは46.5万円となります。家族構成ごとの税金の違いや、月収62万円をもらえる信越化学工業やキヤノンなどの会社も調べています。 (2024/05/31更新)
- スポンサーリンク
今回は月収62万円の場合に住民税と所得税がいくらくらいになるか計算してみましょう。
以前の記事で月収ごとの手取りと住民税&所得税の計算をしましたが、今回は月収62万円に絞って住民税(市県民税)と所得税を計算してみます。
最初に計算結果を紹介すると、月収62万円の場合の月あたりの住民税は3.44万円、所得税は3.2万円、社会保険料は8.82万円で手取りは46.5万円となります。
こちらは独身の場合ですが、結婚していたり 子供がいたりすると税金が控除されて安くなります。
月収62万円の場合の家族構成ごとの税金や手取り額を計算してみるとこのようになります。
月収62万円の家族の月々の手取りと住民税&所得税
家族構成 | 住民税 | 所得税 | 手取り |
---|---|---|---|
独身 | 3.44万円 | 3.2万円 | 46.5万円 |
夫婦 | 3.17万円 | 2.57万円 | 47.4万円 |
夫婦+子供1人 | 2.89万円 | 1.94万円 | 48.4万円 |
夫婦+子供2人 | 2.62万円 | 1.62万円 | 48.9万円 |
ちなみにこちらは子供が高校生の場合で計算しています。
1万円刻みで月収62万円前後の税金を計算するとこのようになります。
月収 | 住民税 | 所得税 | 手取り |
---|---|---|---|
57万円 | 3.07万円 | 2.44万円 | 43.4万円 |
58万円 | 3.14万円 | 2.59万円 | 44万円 |
59万円 | 3.22万円 | 2.75万円 | 44.6万円 |
60万円 | 3.29万円 | 2.9万円 | 45.3万円 |
61万円 | 3.37万円 | 3.05万円 | 45.9万円 |
62万円 | 3.44万円 | 3.2万円 | 46.5万円 |
63万円 | 3.52万円 | 3.35万円 | 47.2万円 |
64万円 | 3.6万円 | 3.5万円 | 47.8万円 |
65万円 | 3.67万円 | 3.66万円 | 48.4万円 |
66万円 | 3.75万円 | 3.81万円 | 49.1万円 |
67万円 | 3.82万円 | 3.96万円 | 49.7万円 |
- スポンサーリンク
-
10万円刻みだとこうなります。
月収 | 住民税 | 所得税 | 手取り |
---|---|---|---|
12万円 | 2335円 | 855円 | 9.97万円 |
22万円 | 8229円 | 3802円 | 17.7万円 |
32万円 | 1.4万円 | 6691円 | 25.4万円 |
42万円 | 2.06万円 | 1.18万円 | 32.8万円 |
52万円 | 2.72万円 | 1.84万円 | 40万円 |
62万円 | 3.44万円 | 3.2万円 | 46.5万円 |
72万円 | 4.21万円 | 4.74万円 | 52.8万円 |
82万円 | 5.07万円 | 6.46万円 | 58.8万円 |
92万円 | 5.93万円 | 8.19万円 | 64.8万円 |
102万円 | 6.79万円 | 10.2万円 | 70.5万円 |
112万円 | 7.64万円 | 12.2万円 | 76.2万円 |
- スポンサーリンク
-
また、年収や家族構成などを入力して税金を計算する場合は住民税・所得税・社会保険料・手取り額の自動計算ツールが便利ですので、そちらを使ってみてください。
なお、住民税の税率は自治体によって微妙に変わってくるのですが、今回の記事では標準税率である均等割5000円、所得割10%で計算してみます。
住民税と所得税の目的や計算方法、納付方法などの記事も書いていますので、「そもそも住民税とか所得税って?」という方はよろしければそちらも合わせてご覧ください。
ここからは月収62万円の場合の住民税と所得税の計算内容を詳しく説明します。
- スポンサーリンク
-
年収を計算する
まずは月収62万円を年収に換算します。年収は月収の12ヶ月分なので
月収62万円 x 12ヶ月 = 年収744万円
となります。
ボーナス分はどうなるんでしょう?
なので、ボーナスがある場合は年間のボーナスの12分の1も月収に含まれますよ。
なお年収ごとの手取りと住民税&所得税の計算もしていますので、よろしければそちらもご覧ください。
月収62万円の場合の月給
月収は年収を12ヶ月で割った額になりますが、月給は月々支払われる給料の額になります。
ボーナスなしなら月収は額面の月給と同じ額になりますが、ボーナスが4.4ヶ月分あるとすると月収62万円の場合の月給はこうなります。
月収62万円:年収744万円 ÷ (基本給12ヶ月 + ボーナス4.4ヶ月) = 月給45.4万円
こちらでは月給が額面の場合や手取りの場合、ボーナスがある場合やない場合の計算もしています。
給与所得控除を計算する
続いて給与所得控除を計算します。
この分は税金がかからずに済みますよ。
給与所得控除とは簡単に言うと
「これだけの給料をもらっているなら、スーツを買ったりカバンを買ったり靴を買ったりして、仕事関係でこれくらいは使うよね」
という額で、税金を計算するときは給与収入からこの額を経費として引いて計算して良いことになっています。
年収が多くなるとその分控除額も大きくなりますよ。
年収ごとの給与所得控除額は
年収 | 給与所得控除額 |
---|---|
55万円まで | 全額 |
162.5万円まで | 55万円 |
180万円まで | 収入 x 40% ー 10万円 |
360万円まで | 収入 x 30% + 8万円 |
660万円まで | 収入 x 20% + 44万円 |
850万円まで | 収入 x 10% + 110万円 |
850万円以上 | 195万円 |
となります。
上限額を超えると年収が850万円でも2000万円でも控除額は変わりません。
この表から月収62万円の場合の給与所得控除の額を計算するとこうなります。
額面で62万円(賞与なし):年収744万円 x 10% + 110万円 = 184万円
額面で62万円(賞与あり):年収1020万円 x 0% + 195万円 = 195万円
手取り62万円(賞与なし):年収1048万円 x 0% + 195万円 = 195万円
手取り62万円(賞与あり):年収1554万円 x 0% + 195万円 = 195万円
- スポンサーリンク
-
社会保険料の支払額
次は社会保険料の支払額を調べます。
どう税金に関係するんでしょう?
この支払いも住民税と所得税の控除に使えるようになっています。
健康保険は治療費を安く済ませるための保険で、病院で治療をした時に治療費の30%の支払いで済むようになります。
厚生年金は年金の上乗せ分で、厚生年金を払っているとその分支給される年金が結構上乗せされます。
雇用保険は仕事をしていない期間にお金をもらうための保険で、加入していると失業時には失業保険が、育児休業時には育児休業給付金がもらえたりします。
このあたりの社会保険料もほとんど税金のようなものなので、税金を計算する際は収入から引いて計算することができます。
月収62万円の場合は健康保険料が年収の4.985%、厚生年金が年収の8.737%、雇用保険が年収の0.5%となるので、合計すると社会保険料は年収の14.22%ほどになります。
社会保険料の額を年収の14.22%として年間の社会保険料の目安額を計算すると
額面で62万円(賞与なし):年収744万円 x 14.22% = 106万円
額面で62万円(賞与あり):年収1020万円 x 14.22% = 145万円
手取り62万円(賞与なし):年収1048万円 x 14.22% = 149万円
手取り62万円(賞与あり):年収1554万円 x 14.22% = 221万円
となります。
健康保険料と厚生年金と雇用保険料は年収の〇〇%という計算をするので、負担額は年収に応じて増えていきます。
- スポンサーリンク
-
住民税と所得税の基礎控除
住民税と所得税には基礎控除があります。
住民税と所得税ではそれぞれ違う控除額となっています。
基礎控除も税金を計算する時に収入から引くことができます。
令和2年以降の住民税と所得税の基礎控除額はこのようになっています。
所得金額 | 基礎控除 (住民税) |
基礎控除 (所得税) |
---|---|---|
2400万円まで | 43万円 | 48万円 |
2450万円まで | 29万円 | 32万円 |
2500万円まで | 15万円 | 16万円 |
2500万円以上 | 0円 | 0円 |
- スポンサーリンク
-
住民税と所得税の控除合計額を計算する
続いて給与所得控除、社会保険料控除、基礎控除を合計して住民税と所得税の控除合計額を計算します。
月収62万円の場合の住民税控除の合計額を計算するとこのようになります。
額面で62万円(賞与なし):年収744万円:給与所得控除 184万円 + 社会保険料控除 106万円 + 基礎控除 43万円 = 333万円
額面で62万円(賞与あり):年収1020万円:給与所得控除 195万円 + 社会保険料控除 145万円 + 基礎控除 43万円 = 383万円
手取り62万円(賞与なし):年収1048万円:給与所得控除 195万円 + 社会保険料控除 149万円 + 基礎控除 43万円 = 387万円
手取り62万円(賞与あり):年収1554万円:給与所得控除 195万円 + 社会保険料控除 221万円 + 基礎控除 43万円 = 459万円
また、所得税控除の合計額はこのようになります。
額面で62万円(賞与なし):年収744万円:給与所得控除 184万円 + 社会保険料控除 106万円 + 基礎控除 48万円 = 338万円
額面で62万円(賞与あり):年収1020万円:給与所得控除 195万円 + 社会保険料控除 145万円 + 基礎控除 48万円 = 388万円
手取り62万円(賞与なし):年収1048万円:給与所得控除 195万円 + 社会保険料控除 149万円 + 基礎控除 48万円 = 392万円
手取り62万円(賞与あり):年収1554万円:給与所得控除 195万円 + 社会保険料控除 221万円 + 基礎控除 48万円 = 464万円
- スポンサーリンク
-
住民税と所得税の課税対象額を計算する
年収から控除額を引いて住民税の課税対象額を計算するとこうなります。
額面で62万円(賞与なし):年収744万円 - 住民税控除 333万円 = 411万円
額面で62万円(賞与あり):年収1020万円 - 住民税控除 383万円 = 634万円
手取り62万円(賞与なし):年収1048万円 - 住民税控除 387万円 = 661万円
手取り62万円(賞与あり):年収1554万円 - 住民税控除 459万円 = 1090万円
所得税の課税対象額はこのようになります。
額面で62万円(賞与なし):年収744万円 - 所得税控除 338万円 = 406万円
額面で62万円(賞与あり):年収1020万円 - 所得税控除 388万円 = 629万円
手取り62万円(賞与なし):年収1048万円 - 所得税控除 392万円 = 656万円
手取り62万円(賞与あり):年収1554万円 - 所得税控除 464万円 = 1090万円
年収が増えてくると課税対象額の割合も増えますが、月収62万円くらいだと意外と税金がかかる収入は少なく済みますよ。
- スポンサーリンク
-
住民税額を計算する
住民税額は、計算した課税対象額に税率10%をかけて均等割5000円を足して調整控除を引くと計算できます。
なお、住民税の税率は自治体によって微妙に変わってくるのですが、今回の記事では標準税率の均等割と所得割で計算します。
額面で62万円(賞与なし):所得割 411万円 x 10% + 均等割 5000円 - 調整控除 2500円 = 年額41.3万円 = 月額3.44万円
額面で62万円(賞与あり):所得割 634万円 x 10% + 均等割 5000円 - 調整控除 2500円 = 年額63.7万円 = 月額5.31万円
手取り62万円(賞与なし):所得割 661万円 x 10% + 均等割 5000円 - 調整控除 2500円 = 年額66.3万円 = 月額5.53万円
手取り62万円(賞与あり):所得割 1090万円 x 10% + 均等割 5000円 - 調整控除 2500円 = 年額110万円 = 月額9.15万円
最後に引かれてる調整控除ってなんですか?
- スポンサーリンク
-
所得税額を計算する
所得税については課税対象額ごとの税率と控除額が
課税対象額 | 税率 | 控除額 |
195万円まで | 5% | なし |
330万円まで | 10% | 9.75万円 |
695万円まで | 20% | 42.75万円 |
900万円まで | 23% | 63.6万円 |
1800万円まで | 33% | 153.6万円 |
4000万円まで | 40% | 279.6万円 |
4000万円以上 | 45% | 479.6万円 |
となっています。
それぞれの月収ごとの所得税額を計算するとこのようになります。
額面で62万円(賞与なし):課税対象額 406万円 x 20% - 42.8万円 = 年額38.4万円 = 月額3.2万円
額面で62万円(賞与あり):課税対象額 629万円 x 20% - 42.8万円 = 年額83.1万円 = 月額6.92万円
手取り62万円(賞与なし):課税対象額 656万円 x 20% - 42.8万円 = 年額88.4万円 = 月額7.37万円
手取り62万円(賞与あり):課税対象額 1090万円 x 33% - 154万円 = 年額206万円 = 月額17.2万円
なお、このように収入が多い人ほど税率が高くなる仕組みのことを累進課税と言います。
- スポンサーリンク
-
住民税と所得税の合計
住民税額と所得税額の合計はこのようになります。
額面で62万円(賞与なし):住民税 41.3万円 + 所得税 38.4万円= 年額79.7万円 = 月額6.64万円
額面で62万円(賞与あり):住民税 63.7万円 + 所得税 83.1万円= 年額147万円 = 月額12.2万円
手取り62万円(賞与なし):住民税 66.3万円 + 所得税 88.4万円= 年額155万円 = 月額12.9万円
手取り62万円(賞与あり):住民税 110万円 + 所得税 206万円= 年額316万円 = 月額26.3万円
こんなにあったのか。。
ただ、住民税と所得税には税金を減らす仕組みがいくつかあるので、次はそちらを見ていきますね。
- スポンサーリンク
-
配偶者控除がある場合の住民税と所得税
次は配偶者控除がある場合の計算をしてみます。
専業主婦の妻がいる場合などは配偶者控除が使えて住民税と所得税が安くなります。
配偶者控除の制度は平成30年度から新しくなっていて、給与所得控除後の夫の所得が900万円(年収1120万円)・950万円(年収1170万円)・1000万円(年収1220万円)を境に控除額が変わるようになっています。
住民税の配偶者控除は所得が900万円以下なら33万円、950万円以下なら22万円、1000万円以下なら11万円となるので、それぞれの月収ごとの住民税額はこのようになります。
額面で62万円(賞与なし):所得割 378万円 x 10% + 均等割 5000円 - 調整控除 2500円 = 年額38万円 = 月額3.17万円(2750円の差額)
額面で62万円(賞与あり):所得割 601万円 x 10% + 均等割 5000円 - 調整控除 2500円 = 年額60.4万円 = 月額5.03万円(2750円の差額)
手取り62万円(賞与なし):所得割 628万円 x 10% + 均等割 5000円 - 調整控除 2500円 = 年額63万円 = 月額5.25万円(2750円の差額)
手取り62万円(賞与あり):所得割 1090万円 x 10% + 均等割 5000円 - 調整控除 2500円 = 年額110万円 = 月額9.15万円(0円の差額)
また、所得税の配偶者控除は所得が900万円以下なら38万円、950万円以下なら26万円、1000万円以下なら13万円となるので、所得税額はこのようになります。
額面で62万円(賞与なし):課税対象額 368万円 x 20% - 42.8万円 = 年額30.8万円 = 月額2.57万円(6333円の差額)
額面で62万円(賞与あり):課税対象額 591万円 x 20% - 42.8万円 = 年額75.5万円 = 月額6.29万円(6333円の差額)
手取り62万円(賞与なし):課税対象額 618万円 x 20% - 42.8万円 = 年額80.8万円 = 月額6.74万円(6333円の差額)
手取り62万円(賞与あり):課税対象額 1090万円 x 33% - 154万円 = 年額206万円 = 月額17.2万円(0円の差額)
配偶者控除のある場合の住民税と所得税を計算するとこのようになります。
額面で62万円(賞与なし):住民税 38万円 + 所得税 30.8万円= 年額68.8万円 = 月額5.74万円(9083円の差額)
額面で62万円(賞与あり):住民税 60.4万円 + 所得税 75.5万円= 年額136万円 = 月額11.3万円(9083円の差額)
手取り62万円(賞与なし):住民税 63万円 + 所得税 80.8万円= 年額144万円 = 月額12万円(9083円の差額)
手取り62万円(賞与あり):住民税 110万円 + 所得税 206万円= 年額316万円 = 月額26.3万円(0円の差額)
- スポンサーリンク
-
扶養控除がある場合の住民税と所得税
続いて扶養控除がある場合の税金を計算してみます。
扶養控除では子供を養っている人の税金の負担を減らします。
子供が16歳以上ならこの仕組みが使えますよ。
扶養控除額も住民税と所得税で違っていて、年齢ごとにこのようになっています。
年齢 | 扶養控除 (住民税) |
扶養控除 (所得税) |
---|---|---|
15歳まで | 0円 | 0円 |
18歳まで | 33万円 | 38万円 |
19〜22歳まで | 45万円 | 63万円 |
23〜69歳まで | 33万円 | 38万円 |
70歳以上(同居) | 45万円 | 58万円 |
70歳以上(別居) | 38万円 | 48万円 |
子供の場合は中学生以下、高校生、大学生で分かれているようなイメージですね。
児童手当は2歳までは月額1.5万円、3歳から中学生までは月額1万円がもらえます。これは大きいですね。
たとえば専業主婦の奥さん、高校生の息子、中学生の娘がいた場合、住民税の配偶者控除33万円と扶養控除33万円で合計66万円の控除になるので住民税はこのようになります。
額面で62万円(賞与なし):所得割 345万円 x 10% + 均等割 5000円 - 調整控除 2500円 = 年額34.7万円 = 月額2.89万円(5500円の差額)
額面で62万円(賞与あり):所得割 568万円 x 10% + 均等割 5000円 - 調整控除 2500円 = 年額57.1万円 = 月額4.76万円(5500円の差額)
手取り62万円(賞与なし):所得割 595万円 x 10% + 均等割 5000円 - 調整控除 2500円 = 年額59.7万円 = 月額4.98万円(5500円の差額)
手取り62万円(賞与あり):所得割 1060万円 x 10% + 均等割 5000円 - 調整控除 2500円 = 年額106万円 = 月額8.87万円(2750円の差額)
所得税の場合は配偶者控除38万円と扶養控除38万円で合計76万円の控除になるのでこのようになります。
額面で62万円(賞与なし):課税対象額 330万円 x 10% - 9.75万円 = 年額23.2万円 = 月額1.94万円(1.26万円の差額)
額面で62万円(賞与あり):課税対象額 553万円 x 20% - 42.8万円 = 年額67.9万円 = 月額5.66万円(1.27万円の差額)
手取り62万円(賞与なし):課税対象額 580万円 x 20% - 42.8万円 = 年額73.2万円 = 月額6.1万円(1.27万円の差額)
手取り62万円(賞与あり):課税対象額 1050万円 x 33% - 154万円 = 年額194万円 = 月額16.1万円(1.05万円の差額)
この場合の住民税と所得税の合計額はこのようになります。
額面で62万円(賞与なし):所得税 23.2万円 + 住民税 34.7万円 = 年額58万円 = 月額4.83万円(1.81万円の差額)
額面で62万円(賞与あり):所得税 67.9万円 + 住民税 57.1万円 = 年額125万円 = 月額10.4万円(1.82万円の差額)
手取り62万円(賞与なし):所得税 73.2万円 + 住民税 59.7万円 = 年額133万円 = 月額11.1万円(1.82万円の差額)
手取り62万円(賞与あり):所得税 194万円 + 住民税 106万円 = 年額300万円 = 月額25万円(1.32万円の差額)
また、中学生の娘については扶養控除はありませんが、児童手当で月額1万円=年間で12万円もらえます。
中学生以下なら児童手当をもらえるので、保育園児・幼稚園児・小学生のお子さんがいる場合も同じです。
- スポンサーリンク
-
手取り額を計算する
月収62万円の場合の手取り額を計算するとこのようになります。
額面で62万円(賞与なし):年収744万円 - 社会保険料 106万円 - 所得税 38.4万円 - 住民税 41.3万円 = 年額558万円 = 月額46.5万円
額面で62万円(賞与あり):年収1020万円 - 社会保険料 145万円 - 所得税 83.1万円 - 住民税 63.7万円 = 年額725万円 = 月額60.5万円
配偶者控除がある場合の手取り額はこのようになります。
額面で62万円(賞与なし):年収744万円 - 社会保険料 106万円 - 所得税 30.8万円 - 住民税 38万円 = 年額569万円 = 月額47.4万円(9083円の差額)
額面で62万円(賞与あり):年収1020万円 - 社会保険料 145万円 - 所得税 75.5万円 - 住民税 60.4万円 = 年額736万円 = 月額61.4万円(9083円の差額)
さらに高校生の子どもの扶養控除がある場合はこんな感じになります。
額面で62万円(賞与なし):年収744万円 - 社会保険料 106万円 - 所得税 23.2万円 - 住民税 34.7万円 = 年額580万円 = 月額48.4万円(1.81万円の差額)
額面で62万円(賞与あり):年収1020万円 - 社会保険料 145万円 - 所得税 67.9万円 - 住民税 57.1万円 = 年額747万円 = 月額62.3万円(1.82万円の差額)
- スポンサーリンク
-
月収62万円の企業
月収62万円がもらえる主な企業をまとめてみました。
信越化学工業
信越化学工業では平均35.8歳で月収62万円になっています。
なお、信越化学工業の年収は東京都の年収ランキングでは264位、化学業界の年収ランキングでは11位となっています。
キヤノン
キヤノンでは平均39.4歳で月収62万円になっています。
なお、キヤノンの年収は東京都の年収ランキングでは489位、電気機器業界の年収ランキングでは37位となっています。
ルネサスエレクトロニクス
ルネサスエレクトロニクスでは平均39.7歳で月収62万円になっています。
なお、ルネサスエレクトロニクスの年収は東京都の年収ランキングでは520位、電気機器業界の年収ランキングでは39位となっています。
SMC
SMCでは平均36.1歳で月収62万円になっています。
なお、SMCの年収は東京都の年収ランキングでは282位、機械業界の年収ランキングでは9位となっています。
豊田自動織機
豊田自動織機では平均38.8歳で月収62万円になっています。
なお、豊田自動織機の年収は愛知県の年収ランキングでは14位、輸送用機器業界の年収ランキングでは4位、フォークリフト会社の年収ランキングでは1位となっています。
その他の企業
他には年齢ごとに以下のような会社が月収62万円を出しています。
- 35歳まで
- 日立製作所(34.8歳)、三井住友フィナンシャルグループ(34.6歳)、NTTドコモ(34.1歳)、三菱重工業(33.9歳)、アドバンテスト(33.9歳)、大塚ホールディングス(31.0歳)、INPEX(30.0歳)、塩野義製薬(34.3歳)、エーザイ(30.5歳)、大林組(30.4歳)、ミスミグループ本社(31.0歳)、東急不動産ホールディングス(30.2歳)、三菱ガス化学(34.2歳)、ヤマトホールディングス(30.6歳)、GMOペイメントゲートウェイ(30.9歳)、オープンハウスグループ(34.2歳)、東京応化工業(34.5歳)、岩谷産業(31.0歳)、東京建物(30.1歳)、サイバーエージェント(30.6歳)
- 40歳まで
- 日本郵政(39.9歳)、コマツ(39.1歳)、オリックス(36.0歳)、テルモ(39.4歳)、パナソニック(35.8歳)、新日鐵住金(35.4歳)、LINEヤフー(35.5歳)、積水ハウス(39.0歳)、日本酸素ホールディングス(39.3歳)、アシックス(35.2歳)、ヤマハ発動機(39.9歳)、いすゞ自動車(39.3歳)、東レ(39.7歳)、日本航空(35.8歳)、住友林業(35.9歳)
- 45歳まで
- ホンダ(40.6歳)、デンソー(40.9歳)、スズキ(44.6歳)、TDK(40.6歳)、京セラ(40.8歳)、SUBARU(44.3歳)、日本ペイントホールディングス(41.3歳)、りそなホールディングス(44.2歳)、住友不動産(44.7歳)、住友電気工業(41.2歳)、キッコーマン(41.0歳)、旭化成(40.6歳)、東京ガス(44.6歳)、大日本印刷(41.0歳)、東急(40.9歳)、川崎重工業(41.3歳)、セイコーエプソン(40.2歳)、SCSK(43.6歳)、日立建機(40.3歳)、九州電力(41.1歳)
- スポンサーリンク
-
月収62万円のサラリーマンのマイホーム購入
月収62万円で家を買おうと思った場合、どれくらいの住宅ローンを組むと良いかも計算してみました。
あまりお金を借りすぎると返済が大変ですし、最悪の場合せっかくのマイホームを手放さなければいけなくなってしまうかもしれません。
一方、あまり借入が少なくても満足のいく家に住むことができず後悔してしまうかもしれません。
そこで月収62万円の場合にどれくらいのローンなら組んで大丈夫か計算してみましたので、よろしければマイホーム購入の参考にしてください。
- スポンサーリンク
-
月収62万円のサラリーマンの住宅ローン借入額
月収62万円の場合はどれくらいのローンを組むのが良いでしょうか。
月々のローンの返済が手取り月給の25%くらいまで抑えられていれば良いかと思うので、その場合の住宅ローン借入額を計算してみます。
月収62万円の場合は手取り月給が46.5万円となるので、そのうち25%の11.6万円をローン返済に回すということであれば比較的安全に返済できるかと思います。
月々11.6万円返済のローン借入額
毎月11.6万円返済の場合、金利1.110%の35年ローンで計算するとローン借入額は4050万円となります。
月収62万円の場合、この金額までなら返済の負担をそれほど心配せずに借りても大丈夫かと思います。
月収62万円の場合の住宅ローン借入限度額
参考までに月収62万円のサラリーマンの借入限度額を計算すると7550万円で、この場合は月々の返済額が21.7万円となります。
住宅ローンについてもっと詳しく知りたいなら
月収を入力して計算することもできるので、違う年収の場合の住宅ローンの借入目安額を計算する場合はこちらも試してみてください。
- スポンサーリンク
-
まとめ
今回は月収62万円の場合の手取り、住民税、所得税の目安額や月収62万円の会社や住宅ローンを調べてみました。
なお、税金の金額が増えてくるとふるさと納税をするとお得です。
ふるさと納税を考えている方は 合わせてふるさと納税の上限額の計算の記事も参考にどうぞ。
収入や家族構成ごとの税金を計算
こちらから月収や家族構成などを入力すると税金と手取り額を計算できるので、良かったらこちらも試してみてください。
- スポンサーリンク