クルマの税金&維持費解説書
プリウス

プリウスの車検代はいくら?【2023年版の計算結果】

トヨタ プリウス(PRIUS, ハイブリッド, 2WD&4WD)の車検代を令和4年度の税制で計算してみました。プリウスをユーザー車検した場合は、人気グレードのSグレードで車検代が44,640円になります。 (2023/01/17更新)

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目次
1. プリウスのグレード
  • プリウスにはどんなグレードがある?
  • プリウスの代表的なグレードはどれ?
2. プリウスの車検費用の内訳
  • プリウスの車検費用の内訳は?
3. プリウスの自動車重量税
  • 重量税の計算方法は?
  • プリウスの重量税はいくら?
  • プリウスのエコカー減税は?
4. プリウスの自賠責保険料と印紙代
  • プリウスの自賠責保険代と印紙代はいくら?
5. プリウスの車検費用
  • プリウスの車検時に必要になる金額はいくら?
6. まとめ

今回はプリウスを持っている場合に、車検代がどれくらいかかるのか計算してみました。

なお、他の車種と比較するとプリウスの車検代は全車種の車検代ランキングで59位、セダンの車検代ランキングで1位、ハイブリッドカーの車検代ランキングで14位となっています。

4WDについてはプリウス 4WDの車検代を、プリウスPHVについてはプリウスPHVの車検代を書いていますので、よろしければそちらもご覧ください。

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プリウスのグレード

グレードによって車検代が変わってきたりするので、まずはプリウスの5種類の主要グレードの重量、燃費、価格を見ていきます。

なお、プリウスのカタログ燃費はWLTCモードなので、実燃費も同じくらいになります。

Eグレード

Eグレードの重量は1320kg、燃費は32.1km/lで価格は257万円です。

このグレードはカタログ燃費のためのグレードでバッテリーに軽量かつ高性能なリチウムイオン電池を使用していますが、リアスタビライザーや防音装備などが付属しておらず、燃料タンクのサイズも小さくなっています。

そのため乗り心地や使い勝手が悪くなっているのでハッキリ言って普通は選ばないグレードです。

Sグレード

Sグレードの重量は1350kg、燃費は30.8km/lで価格は261万円です。

このグレードは燃費最優先のEグレードを除くと一番安いグレードで、バッテリーにはコストが抑えられるニッケル電池を使用しています。

事実上のプリウスの標準グレードで、フロントコンソールトレイや運転席6ウェイ&助手席4ウェイといった快適機能が標準装備されます。

Aグレード

Aグレードの重量は1360kg、燃費は30.8km/lで価格は290万円です。

このグレードは「トヨタセーフティセンス」が標準装備となる安全装備が充実したグレードです。

Aプレミアム

Aプレミアムの重量は1380kg、燃費は30.8km/lで価格は323万円です。

このグレードは安全装備「トヨタセーフティセンス」の他に本革シートの他にヒートシーターなどの内装の充実した高級グレードです。

4WD

4WDの重量は1450kg、燃費は28.3km/lです。

プリウスの人気グレード

プリウスはSグレードが人気のあるグレードです。

グレードにこだわりのない方はSグレードを中心に読んでいただくとよいかと思います。

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プリウスの車検費用の内訳

車検費用の内訳は自動車重量税・自賠責保険料・印紙代の法定費用が基本となります。

あとは業者に車検を依頼すれば手数料がかかり、部品交換が必要であれば部品代がかかってきます。

車検を自分で行うユーザー車検で、部品交換がない場合には法定費用のみで済むので、今回は法定費用部分の重量税・自賠責保険料・印紙代を計算してみます。

プリウスの自動車重量税

まずは車検代のうち自動車重量税を計算してみます。

自動車重量税は車両重量ごとに決まっていて、0.5トンごとに4,100円ずつ増えていきます。

ただし、2026年4月30日までに燃費基準をクリアしているエコカー減税対象車を新車登録した場合は0.5トンごとの税額が2,500円になります。

さらにエコカー減税対象車なら購入時に支払う3年分の自動車重量税が減税になります。

重量税の減税額は燃費基準の達成度ごとに決まっていて、それぞれこのようになっています。

2030年燃費基準と重量税の減税額

燃費基準の達成度 重量税の減税
60%達成 25%
70%達成 25%
75%達成 50%
80%達成 50%
85%達成 50%
90%達成 免税
100%達成 免税
120%達成 免税

プリウスのグレードごとの燃費達成度と重量税の減税効果はこのようになります。

グレード 燃費基準 減税
E 120%達成 免税
S 120%達成 免税
A 120%達成 免税
Aプレミアム 120%達成 免税
4WD 120%達成 免税

※ 初回車検時の自動車重量税も免税

プリウスはエコカー減税対象車で車両重量が1320〜1450kgなので、車両重量税は1年あたり7500円になります。

また、プリウスのエコカー減税は免税なので、購入時に支払う3年目までの自動車重量税は0円になります。

さらに、初回の車検も2026年4月30日までなら、その時に支払う2年分の自動車重量税も免税となります。

車検時に払うグレード毎の重量税はこのようになります。

グレード 初回 2回目以降
E 0円 1.5万円
S 0円 1.5万円
A 0円 1.5万円
Aプレミアム 0円 1.5万円
4WD 0円 1.5万円

なお、プリウスの重量税は全車種の重量税ランキングで34位、セダンの重量税ランキングで1位、ハイブリッドカーの重量税ランキングで14位となっています。

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プリウスの自賠責保険料と印紙代

自賠責保険料は車種にかかわらず車検時に2年分27,840円を支払います。

印紙代も車種には関係なく1,800円がかかります。

プリウスの車検費用

ここまで計算した重量税、自賠責保険料、印紙代を合計すると、グレード毎の初回と2回目以降の車検費用の法廷費用分はこのようになります。

グレード 初回 2回目以降
E 2.96万円 4.46万円
S 2.96万円 4.46万円
A 2.96万円 4.46万円
Aプレミアム 2.96万円 4.46万円
4WD 2.96万円 4.46万円

この金額はユーザー車検した場合の金額ですが、ディーラーや車検業者などに車検を依頼すると手数料として車検基本料が追加になります。

車検基本料の相場は業者によって2万円〜10万円くらいといったところでしょうか。

また、部品交換があれば部品代もかかります。

走行距離が長い場合は部品代も結構かかるかもしれません。

例えばエンジンオイルを交換すると2,000円〜4,000円、バッテリー交換だと10,000円〜30,000円ほどが相場となっています。

なお、プリウスの車検代は全車種の車検代ランキングで59位、セダンの車検代ランキングで1位、ハイブリッドカーの車検代ランキングで14位となっています。

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まとめ

今回はプリウスの車検代を計算してみました。車検の時期が近い方はご参考にどうぞ。

他に

の計算の記事も書いたので、よろしければそちらもご覧ください。

また、プリウスの各モデルの自動車税&重量税・維持費・燃費の記事もありますのでこちらもどうぞ。

プリウスの各モデルの自動車税&重量税
プリウスの各モデルの維持費
プリウスの各モデルの燃費

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