年収1200万円のボーナスは手取りでいくら?【2018年版の計算結果】

年収1200万円のサラリーマンのボーナスの額面の金額と、社会保険料と所得税を除いた手取り額を平成30年度の税制で計算してみました。年収1200万円の場合で年間のボーナスは額面で322万円、手取りで246万円となります。 (2017/12/13)
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以前の記事で年収ごとのボーナスの計算をしましたが、今回は年収1200万円に絞って税金を計算してみます。
年収が手取りで1200万円の場合
手取りで年収1200万円の場合は、住民税&所得税の計算を参考に額面での年収を逆算すると1893万円となります。
今回は額面で年収1200万円の場合と手取りで年収1200万円の場合の両方の住民税と所得税を計算してみます。
給与所得控除を計算する
まず、年収ごとの給与所得控除額は
65万円まで | 全額 |
162.5万円まで | 65万円 |
180万円まで | 収入 x 40% |
360万円まで | 収入 x 30% + 18万円 |
660万円まで | 収入 x 20% + 54万円 |
1000万円まで | 収入 x 10% + 120万円 |
1500万円まで | 収入 x 5% + 170万円 |
1500万円以上 | 245万円 |
となります。
この表から年収1200万円の場合の給与所得控除の額を計算します。
額面で年収1200万円:年収1200万円 x 5% + 170万円 = 230万円
手取り年収1200万円:年収1893万円 x 0% + 245万円 = 245万円
社会保険料の支払額を調べる
健康保険・厚生年金・雇用保険といった社会保険料も控除の対象となるので、社会保険料の支払額を調べます。
基本的には年収の14.22%ほどになるので年間の社会保険料の目安額を計算すると
額面で年収1200万円:年収1200万円 x 14.22% = 171万円
手取り年収1200万円:年収1893万円 x 14.22% = 269万円
となります。
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所得税の基礎控除は38万円
所得税の基礎控除は38万円となります。
なお、この控除額は住民税より5万円高くなっています。
所得税控除の合計額を計算する
これまでの所得税控除の合計額を計算すると
額面で年収1200万円:給与所得控除 230万円 + 社会保険料控除 171万円 + 基礎控除 38万円 = 439万円
手取り年収1200万円:給与所得控除 245万円 + 社会保険料控除 269万円 + 基礎控除 38万円 = 552万円
になりました。
所得税の課税対象額を計算する
年収から控除額を引いて所得税の課税対象額を計算します。
額面で年収1200万円:年収1200万円 - 所得税控除 439万円 = 761万円
手取り年収1200万円:年収1893万円 - 所得税控除 552万円 = 1340万円
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所得税額を計算する
所得税の課税対象額がわかれば所得税の金額が計算できます。
所得税率と控除額は
課税対象額 | 税率 | 控除額 |
195万円まで | 5% | なし |
330万円まで | 10% | 9.75万円 |
695万円まで | 20% | 42.75万円 |
900万円まで | 23% | 63.6万円 |
1800万円まで | 33% | 153.6万円 |
4000万円まで | 40% | 279.6万円 |
4000万円以上 | 45% | 479.6万円 |
なので、それぞれの年収ごとの所得税額はこのようになります。
額面で年収1200万円:課税対象額 761万円 x 23% - 63.6万円 = 112万円
手取り年収1200万円:課税対象額 1340万円 x 33% - 154万円 = 289万円
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ボーナスの社会保険料
続いて、ボーナスから引かれる健康保険・厚生年金・雇用保険といった社会保険料を計算します。
ボーナスが4.4ヶ月の場合、ボーナスから引かれる社会保険料はこのようになります。
額面で年収1200万円:ボーナス322万円 x 14.22% = 45.8万円
手取り年収1200万円:ボーナス508万円 x 14.22% = 72.2万円
ボーナスの所得税
ボーナスからは所得税も引かれるのでそちらも計算します。
額面で年収1200万円:所得税112万円 ÷ (12ヶ月 + 4.4ヶ月) x 4.4ヶ月 = 29.9万円
手取り年収1200万円:所得税289万円 ÷ (12ヶ月 + 4.4ヶ月) x 4.4ヶ月 = 77.5万円
ボーナスの手取り額
額面のボーナスから社会保険料と所得税を引いて手取り額を計算するとこのようになります。
額面で年収1200万円:額面322万円 - 社会保険料45.8万円 - 所得税29.9万円 = 246万円
手取り年収1200万円:額面508万円 - 社会保険料72.2万円 - 所得税77.5万円 = 358万円
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年収ごとのボーナスの計算
年収1200万円以外の場合のボーナスもそれぞれ計算しましたので、よろしければこちらもご覧ください。
- 年収200万円以上の場合
- 200万円、210万円、220万円、230万円、240万円、250万円、260万円、270万円、280万円、290万円
- 年収300万円以上の場合
- 300万円、310万円、320万円、330万円、340万円、350万円、360万円、370万円、380万円、390万円
- 年収400万円以上の場合
- 400万円、410万円、420万円、430万円、440万円、450万円、460万円、470万円、480万円、490万円
- 年収500万円以上の場合
- 500万円、510万円、520万円、530万円、540万円、550万円、560万円、570万円、580万円、590万円
- 年収600万円以上の場合
- 600万円、610万円、620万円、630万円、640万円、650万円、660万円、670万円、680万円、690万円
- 年収700万円以上の場合
- 700万円、710万円、720万円、730万円、740万円、750万円、760万円、770万円、780万円、790万円
- 年収800万円以上の場合
- 800万円、810万円、820万円、830万円、840万円、850万円、860万円、870万円、880万円、890万円
- 年収900万円以上の場合
- 900万円、910万円、920万円、930万円、940万円、950万円、960万円、970万円、980万円、990万円
- 年収1000万円以上の場合
- 1000万円、1100万円、1300万円、1400万円、1500万円、1600万円、1700万円、1800万円、1900万円、2000万円
まとめ
今回は年収1200万円の場合のボーナスの額面&手取り額を計算してみました。
また、年収1200万円の場合の住民税&所得税の計算の記事も書いていますので、こちらも参考にどうぞ。
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