税金奉行の税金解説書
住民税

月収12万円の手取りと住民税&所得税はいくら?【2023年版の計算結果】

月収12万円のサラリーマン(正社員・派遣社員・契約社員)やアルバイト・パートなどの場合の住民税(市民税+都道府県民税)と所得税と手取りの目安額を令和4年度の税制で計算してみました。月収が額面12万円でボーナスなしの場合で年間の住民税が2.8万円、所得税が1.03万円で手取りは120万円となります。また、月額だと住民税が2335円、所得税が855円で手取りは9.97万円となります。家族構成ごとの税金の違いや、月収12万円をもらえる井筒屋や倉元製作所などの会社も調べています。 (2023/01/17更新)

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いつも給料から税金分が引かれているけど、月収12万円のサラリーマンの税金っていくらくらいなんだろう?
収入に対してかかる税金には住民税と所得税があります。
今回は月収12万円の場合に住民税と所得税がいくらくらいになるか計算してみましょう。

以前の記事で月収ごとの手取りと住民税&所得税の計算をしましたが、今回は月収12万円に絞って住民税(市県民税)と所得税を計算してみます。

最初に計算結果を紹介すると、月収12万円の場合の月あたりの住民税は2335円、所得税は855円、社会保険料は1.71万円で手取りは9.97万円となります。

こちらは独身の場合ですが、結婚していたり 子供がいたりすると税金が控除されて安くなります。

月収12万円の場合の家族構成ごとの税金や手取り額を計算してみるとこのようになります。

月収12万円の家族の月々の手取りと住民税&所得税

家族構成 住民税 所得税 手取り
独身 2335円 855円 9.97万円
夫婦 0円 0円 10.3万円
夫婦+子供1人 0円 0円 10.3万円
夫婦+子供2人 0円 0円 10.3万円

ちなみにこちらは子供が高校生の場合で計算しています。

税金と社会保険料の負担って結構大きいんですね。
そうですね。だからこそ税金の控除の仕組みを活用して税金を減らすことも大事になってきます。
月収12万円あたりで収入が増えたり減ったりした場合は税金の額はどうなるんでしょう?
1万円刻みと10万円刻みで月収12万円前後の税金の計算をするとこのようになりますよ。

1万円刻みで月収12万円前後の税金を計算するとこのようになります。

月収 住民税 所得税 手取り
10万円 622円 0円 8.52万円
11万円 1477円 426円 9.25万円
12万円 2335円 855円 9.97万円
13万円 3192円 1283円 10.7万円
14万円 3867円 1621円 11.5万円
15万円 4325円 1850円 12.2万円
16万円 4882円 2128円 13万円
17万円 5440円 2407円 13.8万円
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10万円刻みだとこうなります。

月収 住民税 所得税 手取り
12万円 2335円 855円 9.97万円
22万円 8229円 3802円 17.7万円
32万円 1.4万円 6691円 25.4万円
42万円 2.06万円 1.18万円 32.8万円
52万円 2.72万円 1.84万円 40万円
62万円 3.44万円 3.2万円 46.5万円
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また、年収や家族構成などを入力して税金を計算する場合は住民税・所得税・社会保険料・手取り額の自動計算ツールが便利ですので、そちらを使ってみてください。

なお、住民税の税率は自治体によって微妙に変わってくるのですが、今回の記事では標準税率である均等割5000円、所得割10%で計算してみます。

住民税と所得税の目的や計算方法、納付方法などの記事も書いていますので、「そもそも住民税とか所得税って?」という方はよろしければそちらも合わせてご覧ください。

ここからは月収12万円の場合の住民税と所得税の計算内容を詳しく説明します。

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年収を計算する

まずは月収12万円を年収に換算します。年収は月収の12ヶ月分なので

月収12万円 x 12ヶ月 = 年収144万円

となります。

月収の12ヶ月分で年収なんですね。
ボーナス分はどうなるんでしょう?
月収というのはボーナスなども含めた年収の12分の1のことなんです。
なので、ボーナスがある場合は年間のボーナスの12分の1も月収に含まれますよ。

なお年収ごとの手取りと住民税&所得税の計算もしていますので、よろしければそちらもご覧ください。

月収12万円の場合の月給

月収は年収を12ヶ月で割った額になりますが、月給は月々支払われる給料の額になります。

ボーナスなしなら月収は額面の月給と同じ額になりますが、ボーナスが4.4ヶ月分あるとすると月収12万円の場合の月給はこうなります。

月収12万円:年収144万円 ÷ (基本給12ヶ月 + ボーナス4.4ヶ月) = 月給8.78万円
月給12万円の場合の税金とかがどうなるかも気になりますね。
月給12万円場合の手取りと住民税&所得税の計算もあるので、そちらもご覧いただくと良いですよ。
こちらでは月給が額面の場合や手取りの場合、ボーナスがある場合やない場合の計算もしています。

給与所得控除を計算する

続いて給与所得控除を計算します。

え?給与所得控除って何ですか?
給与所得控除とは年収のうちの経費分です。
この分は税金がかからずに済みますよ。

給与所得控除とは簡単に言うと

「これだけの給料をもらっているなら、スーツを買ったりカバンを買ったり靴を買ったりして、仕事関係でこれくらいは使うよね」

という額で、税金を計算するときは給与収入からこの額を経費として引いて計算して良いことになっています。

給与所得控除はいくらくらいなんでしょう?
給与所得控除の金額は年収によって変わります。
年収が多くなるとその分控除額も大きくなりますよ。

年収ごとの給与所得控除額は

年収 給与所得控除額
55万円まで 全額
162.5万円まで 55万円
180万円まで 収入 x 40% ー 10万円
360万円まで 収入 x 30% + 8万円
660万円まで 収入 x 20% + 44万円
850万円まで 収入 x 10% + 110万円
850万円以上 195万円

となります。

年収が850万円を超えるとそれ以上増えても控除額は変わらないんですね。
そうですね。
上限額を超えると年収が850万円でも2000万円でも控除額は変わりません。

この表から月収12万円の場合の給与所得控除の額を計算するとこうなります。

額面で12万円(賞与なし):年収144万円 x 0% + 55万円 = 55万円
手取り12万円(賞与なし):年収177万円 x 40% + -10万円 = 60.8万円
額面で12万円(賞与あり):年収197万円 x 30% + 8万円 = 67万円
手取り12万円(賞与あり):年収245万円 x 30% + 8万円 = 81.5万円
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社会保険料の支払額

次は社会保険料の支払額を調べます。

社会保険料ってなんの支払いですか?
どう税金に関係するんでしょう?
社会保険料というのは主に健康保険厚生年金雇用保険の3つです。
この支払いも住民税と所得税の控除に使えるようになっています。

健康保険は治療費を安く済ませるための保険で、病院で治療をした時に治療費の30%の支払いで済むようになります。

厚生年金は年金の上乗せ分で、厚生年金を払っているとその分支給される年金が結構上乗せされます。

雇用保険は仕事をしていない期間にお金をもらうための保険で、加入していると失業時には失業保険が、育児休業時には育児休業給付金がもらえたりします。

このあたりの社会保険料もほとんど税金のようなものなので、税金を計算する際は収入から引いて計算することができます。

社会保険料はいくらくらい支払うんでしょう?
健康保険料・厚生年金・雇用保険料で年収の14.22%くらいになるのが一般的です。

月収12万円の場合は健康保険料が年収の4.985%、厚生年金が年収の8.737%、雇用保険が年収の0.5%となるので、合計すると社会保険料は年収の14.22%ほどになります。

社会保険料の額を年収の14.22%として年間の社会保険料の目安額を計算すると

額面で12万円(賞与なし):年収144万円 x 14.22% = 20.5万円
手取り12万円(賞与なし):年収177万円 x 14.22% = 25.2万円
額面で12万円(賞与あり):年収197万円 x 14.22% = 28万円
手取り12万円(賞与あり):年収245万円 x 14.22% = 34.8万円

となります。

社会保険料は年収が増えるほど支払いも多くなるんですね。
そうですね。
健康保険料と厚生年金と雇用保険料は年収の〇〇%という計算をするので、負担額は年収に応じて増えていきます。
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住民税と所得税の基礎控除

住民税と所得税には基礎控除があります。

住民税と所得税の基礎控除ってなんですか?
基礎控除は普通の収入であれば基本的には同じ金額となる控除です。
住民税と所得税ではそれぞれ違う控除額となっています。

基礎控除も税金を計算する時に収入から引くことができます。

令和2年以降の住民税と所得税の基礎控除額はこのようになっています。

所得金額 基礎控除
(住民税)
基礎控除
(所得税)
2400万円まで 43万円 48万円
2450万円まで 29万円 32万円
2500万円まで 15万円 16万円
2500万円以上 0円 0円
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住民税と所得税の控除合計額を計算する

続いて給与所得控除、社会保険料控除、基礎控除を合計して住民税と所得税の控除合計額を計算します。

月収12万円の場合の住民税控除の合計額を計算するとこのようになります。

額面で12万円(賞与なし):年収144万円:給与所得控除 55万円 + 社会保険料控除 20.5万円 + 基礎控除 43万円 = 118万円
手取り12万円(賞与なし):年収177万円:給与所得控除 60.8万円 + 社会保険料控除 25.2万円 + 基礎控除 43万円 = 129万円
額面で12万円(賞与あり):年収197万円:給与所得控除 67万円 + 社会保険料控除 28万円 + 基礎控除 43万円 = 138万円
手取り12万円(賞与あり):年収245万円:給与所得控除 81.5万円 + 社会保険料控除 34.8万円 + 基礎控除 43万円 = 159万円

また、所得税控除の合計額はこのようになります。

額面で12万円(賞与なし):年収144万円:給与所得控除 55万円 + 社会保険料控除 20.5万円 + 基礎控除 48万円 = 123万円
手取り12万円(賞与なし):年収177万円:給与所得控除 60.8万円 + 社会保険料控除 25.2万円 + 基礎控除 48万円 = 134万円
額面で12万円(賞与あり):年収197万円:給与所得控除 67万円 + 社会保険料控除 28万円 + 基礎控除 48万円 = 143万円
手取り12万円(賞与あり):年収245万円:給与所得控除 81.5万円 + 社会保険料控除 34.8万円 + 基礎控除 48万円 = 164万円
住民税と所得税で控除の合計額って少し違うんですね。
所得税の方が住民税より基礎控除が5万円高いので、控除合計額もその分高くなっています。
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住民税と所得税の課税対象額を計算する

年収から控除額を引いて住民税の課税対象額を計算するとこうなります。

額面で12万円(賞与なし):年収144万円 - 住民税控除 118万円 = 25.5万円
手取り12万円(賞与なし):年収177万円 - 住民税控除 129万円 = 48万円
額面で12万円(賞与あり):年収197万円 - 住民税控除 138万円 = 58.8万円
手取り12万円(賞与あり):年収245万円 - 住民税控除 159万円 = 85.7万円

所得税の課税対象額はこのようになります。

額面で12万円(賞与なし):年収144万円 - 所得税控除 123万円 = 20.5万円
手取り12万円(賞与なし):年収177万円 - 所得税控除 134万円 = 43万円
額面で12万円(賞与あり):年収197万円 - 所得税控除 143万円 = 53.8万円
手取り12万円(賞与あり):年収245万円 - 所得税控除 164万円 = 80.7万円
住民税も所得税も課税対象額は年収より結構少なくなるんですね。
そうですね。
年収が増えてくると課税対象額の割合も増えますが、月収12万円くらいだと意外と税金がかかる収入は少なく済みますよ。
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住民税額を計算する

課税対象額の計算が済んだので、次は税額の計算を計算します。
とうとう本題ですね!
まずは住民税から計算しますね。

住民税額は、計算した課税対象額に税率10%をかけて均等割5000円を足して調整控除を引くと計算できます。

なお、住民税の税率は自治体によって微妙に変わってくるのですが、今回の記事では標準税率の均等割と所得割で計算します。

額面で12万円(賞与なし):所得割 25.5万円 x 10% + 均等割 5000円 - 調整控除 2500円 = 年額2.8万円 = 月額2335円
手取り12万円(賞与なし):所得割 48万円 x 10% + 均等割 5000円 - 調整控除 2500円 = 年額5.05万円 = 月額4210円
額面で12万円(賞与あり):所得割 58.8万円 x 10% + 均等割 5000円 - 調整控除 2500円 = 年額6.13万円 = 月額5105円
手取り12万円(賞与あり):所得割 85.7万円 x 10% + 均等割 5000円 - 調整控除 2500円 = 年額8.82万円 = 月額7346円
所得割が税率で均等割が定額なんですね。
最後に引かれてる調整控除ってなんですか?
平成19年に所得税の税率を下げる代わりに住民税の税率を上げたのですが、その時に税金の合計額が変わらないようにするために調整控除という仕組みができました。
なんだかややこしそうですね。。
調整控除の計算は結構面倒なのですが、それほど大きい額ではありませんし、あまり気にしなくても大丈夫ですよ。
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所得税額を計算する

住民税の次は所得税を計算してみますね。
よろしくお願いします!

所得税については課税対象額ごとの税率と控除額が

課税対象額 税率 控除額
195万円まで 5% なし
330万円まで 10% 9.75万円
695万円まで 20% 42.75万円
900万円まで 23% 63.6万円
1800万円まで 33% 153.6万円
4000万円まで 40% 279.6万円
4000万円以上 45% 479.6万円

となっています。

それぞれの月収ごとの所得税額を計算するとこのようになります。

額面で12万円(賞与なし):課税対象額 20.5万円 x 5% - 0円 = 年額1.03万円 = 月額855円
手取り12万円(賞与なし):課税対象額 43万円 x 5% - 0円 = 年額2.15万円 = 月額1792円
額面で12万円(賞与あり):課税対象額 53.8万円 x 5% - 0円 = 年額2.69万円 = 月額2240円
手取り12万円(賞与あり):課税対象額 80.7万円 x 5% - 0円 = 年額4.03万円 = 月額3360円
所得税の税率は住民税と違って課税対象額が大きいほど高くなるんですね。
そうですね。
なお、このように収入が多い人ほど税率が高くなる仕組みのことを累進課税と言います。
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住民税と所得税の合計

住民税と所得税が計算できたので、それぞれの税額を足して合計額を計算してみます。

住民税額と所得税額の合計はこのようになります。

額面で12万円(賞与なし):住民税 2.8万円 + 所得税 1.03万円= 年額3.83万円 = 月額3190円
手取り12万円(賞与なし):住民税 5.05万円 + 所得税 2.15万円= 年額7.2万円 = 月額6003円
額面で12万円(賞与あり):住民税 6.13万円 + 所得税 2.69万円= 年額8.82万円 = 月額7346円
手取り12万円(賞与あり):住民税 8.82万円 + 所得税 4.03万円= 年額12.8万円 = 月額1.07万円
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配偶者控除がある場合の住民税と所得税

次は配偶者控除がある場合の計算をしてみます。

配偶者控除ってなんですか?
配偶者控除は妻や夫を扶養している人の税金の負担を減らすための仕組みです。

専業主婦の妻がいる場合などは配偶者控除が使えて住民税と所得税が安くなります。

配偶者控除の制度は平成30年度から新しくなっていて、給与所得控除後の夫の所得が900万円(年収1120万円)・950万円(年収1170万円)・1000万円(年収1220万円)を境に控除額が変わるようになっています。

住民税の配偶者控除は所得が900万円以下なら33万円、950万円以下なら22万円、1000万円以下なら11万円となるので、それぞれの月収ごとの住民税額はこのようになります。

額面で12万円(賞与なし):所得割 0円 x 10% + 均等割 0円 - 調整控除 0円 = 年額0円 = 月額0円(2335円の差額)
手取り12万円(賞与なし):所得割 15万円 x 10% + 均等割 5000円 - 調整控除 2500円 = 年額1.75万円 = 月額1460円(2750円の差額)
額面で12万円(賞与あり):所得割 25.8万円 x 10% + 均等割 5000円 - 調整控除 2500円 = 年額2.83万円 = 月額2355円(2750円の差額)
手取り12万円(賞与あり):所得割 52.7万円 x 10% + 均等割 5000円 - 調整控除 2500円 = 年額5.52万円 = 月額4596円(2750円の差額)

また、所得税の配偶者控除は所得が900万円以下なら38万円、950万円以下なら26万円、1000万円以下なら13万円となるので、所得税額はこのようになります。

額面で12万円(賞与なし):課税対象額 0円 x 5% - 0円 = 年額0円 = 月額0円(855円の差額)
手取り12万円(賞与なし):課税対象額 5.03万円 x 5% - 0円 = 年額2513円 = 月額209円(1583円の差額)
額面で12万円(賞与あり):課税対象額 15.8万円 x 5% - 0円 = 年額7885円 = 月額657円(1583円の差額)
手取り12万円(賞与あり):課税対象額 42.7万円 x 5% - 0円 = 年額2.13万円 = 月額1777円(1583円の差額)

配偶者控除のある場合の住民税と所得税を計算するとこのようになります。

額面で12万円(賞与なし):住民税 0円 + 所得税 0円= 年額0円 = 月額0円(3190円の差額)
手取り12万円(賞与なし):住民税 1.75万円 + 所得税 2513円= 年額2万円 = 月額1670円(4333円の差額)
額面で12万円(賞与あり):住民税 2.83万円 + 所得税 7885円= 年額3.62万円 = 月額3013円(4333円の差額)
手取り12万円(賞与あり):住民税 5.52万円 + 所得税 2.13万円= 年額7.65万円 = 月額6373円(4333円の差額)
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扶養控除がある場合の住民税と所得税

続いて扶養控除がある場合の税金を計算してみます。

扶養控除ってなんですか?
扶養控除は配偶者控除と似た仕組みです。
扶養控除では子供を養っている人の税金の負担を減らします。
子供が16歳以上ならこの仕組みが使えますよ。

扶養控除額も住民税と所得税で違っていて、年齢ごとにこのようになっています。

年齢 扶養控除
(住民税)
扶養控除
(所得税)
15歳まで 0円 0円
18歳まで 33万円 38万円
19〜22歳まで 45万円 63万円
23〜69歳まで 33万円 38万円
70歳以上(同居) 45万円 58万円
70歳以上(別居) 38万円 48万円

子供の場合は中学生以下、高校生、大学生で分かれているようなイメージですね。

あれ?15歳までは控除額が0円なんですか?
子供が中学生以下の場合は月額1万円〜1.5万円の児童手当が支給されるので、代わりに扶養控除は使えないようになっています。

児童手当は2歳までは月額1.5万円、3歳から中学生までは月額1万円がもらえます。これは大きいですね。

たとえば専業主婦の奥さん、高校生の息子、中学生の娘がいた場合、住民税の配偶者控除33万円と扶養控除33万円で合計66万円の控除になるので住民税はこのようになります。

額面で12万円(賞与なし):所得割 0円 x 10% + 均等割 0円 - 調整控除 0円 = 年額0円 = 月額0円(2335円の差額)
手取り12万円(賞与なし):所得割 0円 x 10% + 均等割 0円 - 調整控除 0円 = 年額0円 = 月額0円(4210円の差額)
額面で12万円(賞与あり):所得割 0円 x 10% + 均等割 5000円 - 調整控除 0円 = 年額5000円 = 月額416円(4689円の差額)
手取り12万円(賞与あり):所得割 19.7万円 x 10% + 均等割 5000円 - 調整控除 2500円 = 年額2.22万円 = 月額1846円(5500円の差額)

所得税の場合は配偶者控除38万円と扶養控除38万円で合計76万円の控除になるのでこのようになります。

額面で12万円(賞与なし):課税対象額 0円 x 5% - 0円 = 年額0円 = 月額0円(855円の差額)
手取り12万円(賞与なし):課税対象額 0円 x 5% - 0円 = 年額0円 = 月額0円(1792円の差額)
額面で12万円(賞与あり):課税対象額 0円 x 5% - 0円 = 年額0円 = 月額0円(2240円の差額)
手取り12万円(賞与あり):課税対象額 4.66万円 x 5% - 0円 = 年額2328円 = 月額194円(3166円の差額)

この場合の住民税と所得税の合計額はこのようになります。

額面で12万円(賞与なし):所得税 0円 + 住民税 0円 = 年額0円 = 月額0円(3190円の差額)
手取り12万円(賞与なし):所得税 0円 + 住民税 0円 = 年額0円 = 月額0円(6003円の差額)
額面で12万円(賞与あり):所得税 0円 + 住民税 5000円 = 年額5000円 = 月額416円(6929円の差額)
手取り12万円(賞与あり):所得税 2328円 + 住民税 2.22万円 = 年額2.45万円 = 月額2040円(8666円の差額)

また、中学生の娘については扶養控除はありませんが、児童手当で月額1万円=年間で12万円もらえます。

中学生以下なら児童手当をもらえるので、保育園児・幼稚園児・小学生のお子さんがいる場合も同じです。

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手取り額を計算する

結局月収12万円だと手取りはいくらになるんでしょう?
額面の年収から社会保険料と所得税と住民税を引くと手取り額が計算できますよ。

月収12万円の場合の手取り額を計算するとこのようになります。

額面で12万円(賞与なし):年収144万円 - 社会保険料 20.5万円 - 所得税 1.03万円 - 住民税 2.8万円 = 年額120万円 = 月額9.97万円
額面で12万円(賞与あり):年収197万円 - 社会保険料 28万円 - 所得税 2.69万円 - 住民税 6.13万円 = 年額160万円 = 月額13.3万円

配偶者控除がある場合の手取り額はこのようになります。

額面で12万円(賞与なし):年収144万円 - 社会保険料 20.5万円 - 所得税 0円 - 住民税 0円 = 年額124万円 = 月額10.3万円(3190円の差額)
額面で12万円(賞与あり):年収197万円 - 社会保険料 28万円 - 所得税 7885円 - 住民税 2.83万円 = 年額165万円 = 月額13.8万円(4333円の差額)

さらに高校生の子どもの扶養控除がある場合はこんな感じになります。

額面で12万円(賞与なし):年収144万円 - 社会保険料 20.5万円 - 所得税 0円 - 住民税 0円 = 年額124万円 = 月額10.3万円(3190円の差額)
額面で12万円(賞与あり):年収197万円 - 社会保険料 28万円 - 所得税 0円 - 住民税 5000円 = 年額168万円 = 月額14万円(6929円の差額)
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月収12万円の企業

月収12万円のサラリーマンってどういう人たちなんでしょう?
では月収12万円前後の人がどこに勤めているか調べてみましょう。

月収12万円がもらえる主な企業をまとめてみました。

井筒屋

井筒屋は福岡県にある小売業の会社で、平均23.6歳で月収12万円になっています。

なお、井筒屋の年収は福岡県の年収ランキングでは101位、小売業界の年収ランキングでは398位となっています。

倉元製作所

倉元製作所は宮城県にあるガラス・土石製品の会社で、平均24.0歳で月収12万円になっています。

なお、倉元製作所の年収は宮城県の年収ランキングでは21位、ガラス・土石製品業界の年収ランキングでは60位となっています。

ショクブン

ショクブンは愛知県にある小売業の会社で、平均23.1歳で月収12万円になっています。

なお、ショクブンの年収は愛知県の年収ランキングでは253位、小売業界の年収ランキングでは395位となっています。

トスネット

トスネットは宮城県にあるサービス業の会社で、平均24.0歳で月収12万円になっています。

なお、トスネットの年収は宮城県の年収ランキングでは20位、サービス業界の年収ランキングでは571位となっています。

ヤマノホールディングス

ヤマノホールディングスは東京都にある小売業の会社で、平均22.9歳で月収12万円になっています。

なお、ヤマノホールディングスの年収は東京都の年収ランキングでは2299位、小売業界の年収ランキングでは394位となっています。

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月収12万円のサラリーマンのマイホーム購入

月収12万円でマイホームを購入しようと思ったら住宅ローンはどれくらい借りられるんでしょう?
月収12万円の方向けの住宅ローンの目安額も計算してみました。

月収12万円で家を買おうと思った場合、どれくらいの住宅ローンを組むと良いかも計算してみました。

あまりお金を借りすぎると返済が大変ですし、最悪の場合せっかくのマイホームを手放さなければいけなくなってしまうかもしれません。

一方、あまり借入が少なくても満足のいく家に住むことができず後悔してしまうかもしれません。

そこで月収12万円の場合にどれくらいのローンなら組んで大丈夫か計算してみましたので、よろしければマイホーム購入の参考にしてください。

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月収12万円のサラリーマンの住宅ローン借入額

月収12万円の場合はどれくらいのローンを組むのが良いでしょうか。

月々のローンの返済が手取り月給の25%くらいまで抑えられていれば良いかと思うので、その場合の住宅ローン借入額を計算してみます。

月収12万円の場合は手取り月給が9.97万円となるので、そのうち25%の2.49万円をローン返済に回すということであれば比較的安全に返済できるかと思います。

月々2.49万円返済のローン借入額

毎月2.49万円返済の場合、金利1.110%の35年ローンで計算するとローン借入額は868万円となります。

月収12万円の場合、この金額までなら返済の負担をそれほど心配せずに借りても大丈夫かと思います。

月収12万円の場合の住宅ローン借入限度額

参考までに月収12万円のサラリーマンの借入限度額を計算すると1250万円で、この場合は月々の返済額が3.6万円となります。

住宅ローンについてもっと詳しく知りたいなら

月収を入力して計算することもできるので、違う年収の場合の住宅ローンの借入目安額を計算する場合はこちらも試してみてください。

月収 万円
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まとめ

今回は月収12万円の場合の手取り、住民税、所得税の目安額や月収12万円の会社や住宅ローンを調べてみました。

なお、税金の金額が増えてくるとふるさと納税をするとお得です。

ふるさと納税を考えている方は 合わせてふるさと納税の上限額の計算の記事も参考にどうぞ。

収入や家族構成ごとの税金を計算

自分の場合の税金がいくらくらいになるか計算できますか?
月収などを入力して税金と手取り額を計算することもできますよ。

こちらから月収や家族構成などを入力すると税金と手取り額を計算できるので、良かったらこちらも試してみてください。

月収 万円
独身 / 既婚


子供の数(16歳以上)
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